IFTTTと連携する


IFTTTとは
IFTTTは異なるWebサービスやアプリケーションを連携させることで、タスク自動化を行うツールです。このようなサービスはiPaaS(integration Platform as a Service)と呼ばれています。
IFTTTは、プライベートでの利用を中心に大きなシェアを誇るiPaaSであり、400種類以上(2020年6月現在)のWebサービス・アプリケーション間の連携を可能にします。有名な音声サービスAlexaやLINEとの連携も可能であり、近年、日本でも利用者が増加しています。
IFTTT内でサービス同士を組み合わせて作成したアプリはAppletと呼ばれ、トリガー(Trigger)とアクション(Action)で構成されます。トリガーが引き金となり、アクションに設定されたイベントが発生します。
クラウドBOTの外部連携設定
IFTTTと連携するためには、クラウドBOTの外部連携を有効にする必要があります。
外部連携を有効にする
クラウドBOTにログインし、サイドメニューから外部連携を選択します。

"外部連携する"のスイッチをONにします。

外部連携がONになると、下に新しく"連携するBOT"の一覧が表示されます。これで外部連携が有効になりました。
連携するBOTを選択する
次に、外部連携するBOTを選択します。
"連携するBOT"の一覧から、外部連携したいBOTのスイッチをONにします。

連携をONにしたBOTのみ、IFTTTから参照できるようになります。
これから新規作成するBOTの連携設定を自動でONにしたい場合は、"新規作成したBOTは、自動で連携を有効にする"をONにします。

IFTTTにログイン
IFTTTのサービスサイト(https://ifttt.com/login)にアクセスし、IFTTTにログインします。

クラウドBOTとの連携
画面上部の"Search"に「cloud bot」と入力し、検索します。

結果が表示されたら、"Services"タブをクリックします。

検索結果から、Cloud BOTを探し、クリックします。

サービス連携の画面が表示されますので、"Connect"ボタンをクリックします。

クラウドBOTのログイン画面に移動しますので、ログインします。
(※既にクラウドBOTにログインしている場合、この工程はスキップされます。)

認可リクエスト画面が表示されますので、利用規約、プライバシポリシーを確認の上、"許可する"ボタンをクリックします。

クラウドBOTの概要ページが表示され、連携が完了します。
これで、IFTTTとクラウドBOTの連携が完了し、AppletにクラウドBOTを使用する事ができるようになりました。

Appletの作成
クラウドBOTをトリガーにするAppletの作成
BOTが実行された際に、そのBOTの実行結果をスプレッドシートに出力する連携アプリを作成します。

トリガー
クラウドBOT
BOTの実行が完了する。
アクション
スプレットシート
実行結果をスプレッドシートに書き込む
クラウドBOTをトリガーに設定する
画面上部ナビゲーションメニューから、"Create"をクリックします。

Appletの作成画面が表示されるので、「+」ボタンを押して、トリガーを選択する画面に移動します。

検索欄に"cloud bot"と入力します。

Cloud BOTが表示されるので、クリックして選択します。

トリガーの種類を選択します。
※現状、クラウドBOTが提供しているトリガーは"BOT Done"(BOTの実行が終了したら)のみです。

言語と、トリガーに設定したいBOTを選択し、"Create trigger"ボタンをクリックします。

トリガーとしてクラウドBOTが設定できました。
スプレッドシートをアクションに設定する
次にアクションを設定します。Thenの後の「 +」ボタンをクリックします。

アクションを検索し、選択します。今回の例では、"Google Sheets"をアクションとして設定しています。

アクションの種類を選択します。今回の例では、"Add row to spreadsheet"(スプレッドシートに行を追加)を選択します。

アクションに渡すパラメータを設定します。
※パラメータの設定については、パラメータの設定についてを参照して下さい。

"Create action"をクリックし、アクションを設定します。

アプリケーション連携を開始する
最後に、"Finish"ボタンを押す事でappletの作成が完了し、連携が開始されます。

パラメータの設定について
クラウドBOT内で定義されている"出力データ"の①~⑩が各パラメータのData1~Data10として利用する事ができます。


※現状⑪以降のデータについては、直接引き渡しができないため、OutputJsonに出力されるjsonデータを解析して頂く必要があります。
この例では、アクションの設定を行う画面で{{Data1}}を設定すると、クラウドBOTの出力データである、"インデックス数"がパラメータとして渡されます。

※出力データがグループデータの場合、全ての明細行の値がカンマ区切りで結合されたデータがパラメータとして渡されます。
クラウドBOTをアクションにするAppletの作成
特定のスプレッドシートに新たしい行が追加された際に、そのデータを使用し特定のBOTを実行する連携アプリを作成します。

トリガー
スプレッドシート
スプレッドシートに商品情報を追加する。
アクション
クラウドBOT
商品登録BOTを実行する。
スプレッドシートをトリガーに設定する
画面上部ナビゲーションメニューから、"Create"をクリックします。

Appletの作成画面が表示されるので、「+」ボタンを押して、トリガーを選択する画面に移動します。

トリガーを検索し、選択します。今回の例では、"Google Sheets"をトリガーとして設定しています。

トリガーの種類を選択します。今回の例では、"New row added to spreadsheet"(スプレッドシートに新しい行を追加)を選択します。

トリガーの種類を選択します。今回の例では、"New row added to spreadsheet"(スプレッドシートに新しい行を追加)を選択します。

トリガーの設定を行い、"Create trigger"ボタンをクリックします。今回の例では、対象の"スプレッドシートに新しい行が追加される"事がトリガーとなります。

トリガーの設定できました。
クラウドBOTをアクションに設定する
次にアクションとしてクラウドBOTを設定します。Thenの後の「+ 」ボタンをクリックします。

検索欄に"cloud bot"と入力します。

Cloud BOTが表示されるので、クリックして選択します。

アクションの種類を選択します。
※現状、クラウドBOTが提供しているアクションは"Execute BOT"(BOTを実行する)のみです。

言語と、トリガーに設定したいBOT、引数として渡すパラメータを設定し、"Create action"ボタンをクリックします。
※Async機能が「はい」になっている時、BOTの実行が開始されるとすぐに応答が返されます。 応答には、BOTの実行結果値は含まれていません。

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アプリケーション連携を開始する
最後に、"Finish"ボタンを押す事でappletの作成が完了し、連携が開始されます。

パラメータの設定について
トリガーから受け取った値を、クラウドBOTの実行パラメータとして渡す事ができます。
Data1~Data10に入力されたパラメータは、BOT実行時の入力データの①~⑩として引き渡されます。


※現状⑪以降のデータについては、直接引き渡しができないため、API parametersにjson形式で定義する事で、引き渡す事ができます。API ParametersはBOT実行APIリクエストのペイロード(JSON)です。入力フォームのData1~Data10と併用した場合は、JSONのInput値に上書きします。
※入力データがグループデータの場合は、明細行毎のデータをカンマ(,)区切りで入力します。