概要

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概要図

要素

BOT

Webブラウザの操作を記録したものをBOTと呼びます。


BOTは操作手順に従って仮想ブラウザを操作し、目的のWebアプリケーションやWebシステムの自動操作を実現します。


操作で使用する値を入力値として、実行の都度設定することができます。
操作手順の中で取得したデータを実行結果として出力できます。


作成したBOTはクラウド上に保管され、任意のタイミングで実行することができます。

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仮想ブラウザ

仮想ブラウザとは、クラウド上で使用できる仮想的なブラウザです。
ブラウザの実体はクラウド上、もしくはローカルネットワーク(Cloud BOT Agentを使用)に配置することができます。クラウド上に配置したものを「クラウドブラウザ」、ローカルネットワーク上に配置したものを「エージェントブラウザ」と呼びます。
仮想ブラウザは実体の構成情報、通信経路情報(Webプロキシ、仮想コネクタ経由)、クライアント証明書を内包しています。

仮想ブラウザはBOTによって自動操作されます。

クライアント証明書
仮想ブラウザは、クライアント証明書を求めるWEBサーバーに対して、クライアント証明書を付与してアクセスすることができます。

ブラウジングモード/記録モード
ブラウジングモードにより通常のブラウザ同様に利用できます。ブラウジング中の画面はクラウドを介して任意の端末に共有できます。仮想ブラウザを記録モードにする事で、利用者の操作内容を記録しBOT化する事ができます。

クラウドブラウザ

ブラウザの実体をクラウド上に配置したものを「クラウドブラウザ」と呼びます。

クラウドブラウザはサーバレス技術を採用しています。
サーバレス技術によって柔軟な自動スケーリングが可能となり、複数BOTを並列実行した場合であっても実行品質に影響はありません。
ただし、1 BOT実行あたりの最大稼働時間に10分の制約があります。

クラウドブラウザ単体ではローカルネットワークに接続できません。ローカルネットワークへ接続するには仮想コネクタを使う必要があります。

エージェントブラウザ

ブラウザの実体をCloud BOT Agent上に配置したものを「エージェントブラウザ」と呼びます。

実行品質はCloud BOT Agentをインストールしている端末に依存します。
そのため、同時に複数のBOT実行をした際に動作不安定になる可能性があります。
1BOT実行あたりの最大稼働時間は2時間です。

Cloud BOT Agentをローカルネットワークに設置する事により、エージェントブラウザ単体でローカルネットワークへ接続できます。また、仮想コネクタを使用し別の拠点に繋ぐことも可能です。

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仮想コネクタ

仮想コネクタは、Cloud BOT Agentが持つ機能です。仮想コネクタは、仮想ブラウザに任意のネットワーク経路を提供します。
コネクタの実体はCloud BOT Agent上で機能します。
Cloud BOT Agentがインストールされている端末からアクセス可能なWebアプリケーションやWebインターフェースを持つIoT機器などへのアクセス経路を確立します。

仮想ブラウザを作成する際、仮想コネクタを設定できます。
クラウドブラウザの通信経路に仮想コネクタを設定することで、ローカルネットワークへアクセス可能になります。

ローカルネットワークへのアクセス手段として、エージェントブラウザを使用する方法と仮想コネクタを使用する方法を選択できますが、前者は、Cloud BOT Agentの端末内にブラウザの実体を配置する為、長時間実行が可能な代わりに複数ブラウザ実行時は不安定になる可能性があります。後者は、Cloud BOT Agentを中継路としてのみ利用する為、Cloud BOT Agent動作環境が低スペックでも複数ブラウザから安定したアクセスが可能です。

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Cloud BOT Agent

Cloud BOT AgentはBOTがローカルネットワークにアクセスするためのアプリケーションです。
Cloud BOT Agentがインストールされている端末からアクセス可能なWebアプリケーションやWebインターフェースを持つIoT機器などにアクセスできます。

仮想ブラウザの実体であるエージェントブラウザ機能、仮想コネクタのアクセス経路機能を持っています。
クラウドBOTサービスとCloud BOT Agent間の通信は全てSSL暗号化により保護されています。
また、ローカルネットワークのルータやファイアウォール等にポート解放等の設定変更を行う必要が無い為、ネットワークのセキュリティレベルを落とすことなく導入可能です。

Cloud BOT Agentのインストールはこちら

Cloud BOT Agentのアプリ管理者が、アプリ上でアカウントに対してCloud BOT Agentの利用を許可/解除できます。
複数のアカウントに対して利用を許可する事で、Cloud BOT Agentを共有利用する事も可能です。
許可されたアカウントは、クラウド上から各アカウントで必要な仮想ブラウザ仮想コネクタの構成を設定する為、Cloud BOT Agentインストール端末上からはブラウジング内容等を閲覧することはできません。
アプリ管理者は、信頼できるアカウントのみ許可対象として設定する必要があります。

クラスタ構成

仮想ブラウザ仮想コネクタはクラスタを構成し冗長化することができます。

仮想ブラウザ仮想コネクタ起動時、クラスタに参加しているCloud BOT Agentの中から、オンライン且つ最も使用率(仮想ブラウザ仮想コネクタの現在の起動数 / 最大起動数)が低いCloud BOT Agentを選択し、使用されます。
使用率が低いCloud BOT Agentが選ばれることで負荷が分散され、稼働を安定化させています。

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